概要
- House Mates は、ユーザーによる ClickHouse の迅速な活用を支援するために設立された、60 社以上の ISV、サービス、コンサルティング、リセラーパートナーで構成される ClickHouse パートナーコミュニティおよびプログラムです。
- 最初のパートナーには、dbt Labs、Fivetran、Confluent、Grafana Labs、Sigma など本番環境に対応した統合機能を提供する 25 社以上の ISV パートナーに加え、ClickHouse Academy でトレーニングを受け認定を取得した 35 社以上のコンサルティングおよびサービスパートナーが参加しています。
- 3 つのティア(Ignite、Accelerate、Prime)で構成される House Mates は、検証済みの統合機能、認定された各地域の専門家、希望するチャネルを通じた調達手段をユーザーに提供するとともに、パートナーには共同 GTM、イネーブルメント、共同イノベーションの機会を提供します。
6か月前、ラテンアメリカを拠点とするフィンテック企業から相談を受けました。その企業は、ClickHouse をベースとしたリアルタイム分析プラットフォームの構築を支援してくれる地域のシステムインテグレーターを探していました。データパイプラインの構築や、ClickHouse と既存のツールチェーンとの統合に支援を必要としていたのです。当時、私はその要望に応えることができませんでした。技術的な準備が整っていなかったからではなく、構築を支援できる信頼できるサービスパートナーがその地域にいなかったからです。現在では、顧客が ClickHouse 上でソリューションを構築できるよう支援する、60 社以上のサービス、コンサルティング、リセラー、ISV パートナーからなる堅牢なエコシステムが存在すると自信を持って言えます。
今回、House Mates: ClickHouse パートナーコミュニティおよびプログラムを発表できることを嬉しく思います。これは、検証済みの ISV 統合機能、導入に関する専門知識、拡大を続けるリセラーネットワークを結集するものです。顧客が ClickHouse を活用してより迅速に前進できるよう支援するとともに、パートナーにとっては ClickHouse と連携してソリューションを構築、販売、サポートするための明確な道筋を提供できるように設計されています。
House Mates の初年度コホートには 60 社を超えるパートナーが参加しています。
dbt Labs、Fivetran、Temporal、Grafana Labs、Confluent、Sigma などをはじめとする 25 社以上の ISV パートナーが ClickHouse チームと連携し、検証済みの本番環境対応の統合機能を提供しています。
さらに、TigerData、DoIT、Ciklum、SDG、Megazone、ShellKode などをはじめとする 35 社以上のコンサルティング、サービス、チャネルパートナーが、構築とスケーリングを支援する準備を整えています。House Mates のすべてのサービスおよびコンサルティングパートナーは、ClickHouse Academy を通じてトレーニングを受け、認定を取得しています。

「ClickHouse は、当社の最も要求の厳しいワークロードの一部を支えており、顧客が信頼を寄せるリアルタイムダッシュボードを稼働させるために、数千億行のログにわたって毎分 100 万件以上のイベントを取り込んでいます。Hex のネイティブ ClickHouse コネクタにより、そのデータの上にシームレスな分析レイヤーが実現し、Modal のすべてのチームが大量のデータを別のウェアハウスへ ETL することなく、インサイトを探索してアクションを起こせるようになっています。ClickHouse と Hex のパートナーシップが深まることは非常に楽しみです。リアルタイムデータと分析データの両方を扱う当社のようなチームにとって、両者のより緊密な統合はトレードオフの削減と、組織内の全員へのより迅速な回答を意味するからです」
Kenny Ning 氏(Modal、Head of Data)
House Mates を立ち上げた理由
ClickHouse は、世界で最も急速に成長しているデータ企業の 1 つです。このオープンソースプロジェクトは、過去 10 年間で数億回ダウンロードされてきました。ClickHouse Cloud はわずか 4 年で 4,000 社を超える顧客を抱えるまでに成長し、その成長はグローバルに広がっています。Meta、Cursor、ソニー、Tesla、Capital One、Lovable、Decagon、Polymarket、Airwallex といった企業が、リアルタイム分析、オブザーバビリティ、AI、データウェアハウス、そして速度とスケールが求められるほぼすべてのワークロードにおいて、本番環境で ClickHouse を運用しています。
その採用の広がりとともに、統合機能があらゆる場所で生み出されていきました。私たち自身が構築したものもあれば、オープンソースコミュニティが構築したものもあります。そして正式なプログラムがない状態でも、パートナーが構築を始めました。世の中には 200 を超える統合機能が存在していましたが、私たちにはそれらを管理・サポートする体系的な方法が欠けていました。そして顧客からは、信頼できる検証済みの統合機能、自社の地域にいる認定 ClickHouse エキスパート、既存の利用チャネルやマーケットプレイスを通じた購入手段といった、まさに必要としているものが明確に伝えられていました。
私たちが構築するものは何であれ、スケーラブルでなければならないことは明らかでした。個別の特別なパートナーシップでは通用しません。単発の案件や口約束の取り決めはスケールしないのです。プログラムに基づいたアプローチ、つまりその上に構築でき、影響を測定でき、投資してくれるパートナーに報い、優れたパートナーとより深く連携するために活用できる基盤が必要でした。そのため、パートナーコミュニティおよびプログラムの立ち上げは、私が ClickHouse に入社した際の最優先事項となりました。
「ClickHouse のリアルタイム分析機能と、データサイエンス、AI エンジニアリング、データエンジニアリングにおける Tiger Analytics の専門知識が組み合わさることで、顧客がデータプラットフォームをモダナイズするための強固な基盤が提供されます。私たちは連携して、組織がイノベーションを加速させ、データ投資からより大きな価値を引き出せるよう支援することを目指しています」
Rajeev Nayar 氏(Tiger Analytics、VP of Data Engineering)
過去 6 か月間、私たちは ClickHouse のエコシステムと市場のシグナルを調査しました。世界中の主要なサービスおよびコンサルティング企業と協力し、ClickHouse の専門家を育成して認定を行いました。この取り組みは今後も拡大していきます。また、顧客の需要を評価して ISV とのパートナーシップを構築し、検証済みの統合機能をリリースするためのロードマップを調整しました。この分野では今後さらに多くの展開を予定しています。さらに、リセラー経由の購入が好まれる調達ルートとなっている LATAM、APJ、中東地域の顧客を中心に、リセラーネットワークの拡充も進めてきました。
その成果が、ClickHouse パートナーコミュニティおよびプログラムである House Mates です。顧客にとっては、すでに使用しているツールが ClickHouse とすぐに連携し、主要な地域で認定エキスパートを利用でき、好みのチャネルを通じて ClickHouse を調達できることを意味します。パートナーにとっては、共同 GTM(市場開拓)、イネーブルメント、魅力的な紹介・リセールインセンティブ、そして共同イノベーションのための体系的な枠組みを意味します。
「Kainam と連携することで、ClickHouse のスピードとスケールを活用した同社のプラットフォームが、現代のパフォーマンス管理に必要なリアルタイムのインサイトをいかに提供できるかを直接目にしてきました。Kainam のソリューションのコアコンポーネントとして ClickHouse を活用することは、Hackett がパフォーマンス管理を高度化し、自社のステークホルダーにこれらの機能を提供する上で大きな変革をもたらしました」
Paulo Dominguez 氏(The Hackett Group、Chief AI Innovation Officer)
私たちが House Mates を単なるプログラムではなく「コミュニティおよびプログラム」と呼ぶのには理由があります。プログラムは構造を提供します。ティア、特典、イネーブルメントの道筋、そして私たちが連携するための明確なフレームワークです。コミュニティは、個々のパートナーと ClickHouse との間だけでなく、異なるパートナー間の協業を推進し、顧客の成功を実現するためのビジョンです。
データプラットフォームは全体の一部にすぎません。顧客はスタックの一部として複数のテクノロジーを使用しており、それらすべてを結びつける専門知識を必要としています。顧客体験はこれらすべての関係の総和であり、House Mates はそれらをつなぐように設計されています。
実例を挙げましょう。ある大手データ分析・コンシューマーインテリジェンス企業は、レガシーデータプラットフォームのレイテンシ問題に直面していました。私たちは過去数か月で構築したパートナーシップを活用し、ある ISV とサービスパートナーを引き合わせました。ISV は ClickHouse とレガシープラットフォーム間の低レイテンシなデータ同期を提供しました。サービスパートナーは、分析アーキテクチャの設計とモダナイゼーションを支援しました。これこそが、意図したとおりに機能しているコミュニティとプログラムの姿です。複数のパートナーが連携し、顧客にとって優れた 1 つの成果を生み出すのです。
「インドネシアにおける ClickHouse の『House Mates』プログラムのパイオニアパートナーになれることを大変嬉しく思います。All Data International では、データのモダナイゼーションを AI の未来に向けた不可欠な第一歩と捉えています。ClickHouse への早期投資により、共通の顧客が今すぐデータ環境をモダナイズできるよう支援し、将来のエージェント型 AI ワークロードの複雑でリアルタイムな要求に対応できるよう万全の準備を整えることができます」
Indra Gunawan 氏(PT All Data International、Deputy CEO)
3 つのティア。1 つの軌道。
House Mates には 3 つのパートナーシップティアがあり、ティアを進める道筋は明快です。
すべてのパートナーシップは Ignite から始まります。サービスパートナーにとって、これはイネーブルメント、準備、そして最初の灯台(ライトハウス)プロジェクトの提供を意味します。ISV パートナーにとっては、統合機能を稼働させ、初期の導入を促進することを意味します。ここで基盤を構築します。Accelerate は、取り組みを一段引き上げる段階です。強化された GTM サポート、より手厚いインセンティブ、より深い共同イノベーションが提供されます。ここで弾みがつきます。Prime は当社の戦略的パートナーシップティアであり、最大の共同パイプライン、多大な投資、そして最も大胆な野心を持つパートナーのために用意されています。ここでは、大規模に連携して展開していきます。
「エンタープライズ AI は、バッチ処理によるインテリジェンスからリアルタイムの推論へと移行しています。エージェント型システムは、レポートのスピードではなく、意思決定のスピードでライブデータに対してクエリを実行し、学習し、行動する必要があります。ClickHouse は、それをエンタープライズ規模で可能にするリアルタイム分析の基盤を提供します。AWS インフラストラクチャや、オブザーバビリティおよび LLM 評価のための Langfuse などの補完的なレイヤーと組み合わせることで、ShellKode はスピード、精度、データの鮮度がトレードオフにならない本番品質の AI プラットフォームを構築しています。次世代のエンタープライズ AI が稼働するのはまさにこのスタックであるため、私たちは House Mates に参加しました」
Bhuvanesh R 氏(ShellKode、共同創業者兼 CTO)
私たちの取り組みは始まったばかりです。
これは House Mates の最初の一歩であり、プログラムは今後も進化していきます。パートナーを増やし、新しい地域へと拡大し、顧客とパートナーの双方からのフィードバックに基づいて改良を重ねていきます。しかし、目標は変わりません。顧客にとっては、より迅速に、自信を持って構築すること。パートナーにとっては、ClickHouse が革新を続け、皆様の顧客に価値を提供し続けるとともに、House Mates がその成長エンジンとなることです。
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