ClickStackへのデータ取り込み
すべてのデータは、OpenTelemetry (OTel) コレクタを介して ClickStack に取り込まれます。これは、ログ、メトリクス、トレース、およびセッションデータのための主要なエントリポイントとして機能します。

このコレクタは、2つの OTLP エンドポイントを公開しています:
- HTTP - ポート
4318 - gRPC - ポート
4317
ユーザーは、言語 SDKs から直接、または他の OTel コレクタが収集したインフラストラクチャメトリクスやログを含む OTel 互換のデータ収集エージェントから、これらのエンドポイントにデータを送信できます。
より具体的には:
-
言語 SDKs は、あなたのアプリケーション内からテレメトリを収集する役割を担っており、特に トレース と ログ を収集し、OTLP エンドポイントを介して OpenTelemetry コレクタにデータをエクスポートします。このコレクタは、ClickHouse への取り込みを処理します。ClickStack で利用可能な言語 SDKs の詳細については、SDKs を参照してください。
-
データ収集エージェント は、エッジ(サーバー、Kubernetes ノード、またはアプリケーションと一緒にデプロイ)で展開されるエージェントです。これらはインフラストラクチャテレメトリ(例:ログ、メトリクス)を収集するか、SDKs で計測されたアプリケーションから直接イベントを受け取ります。この場合、エージェントはアプリケーションと同じホスト上で動作し、しばしばサイドカーや DaemonSet として実行されます。これらのエージェントは、中央の ClickStack OTel コレクタにデータを転送し、これは通常、クラスター、データセンター、またはリージョンごとに1回展開されるゲートウェイとして機能します。ゲートウェイは、エージェントやアプリケーションからの OTLP イベントを受け取り、ClickHouse への取り込みを処理します。詳細については、OTel コレクタを参照してください。これらのエージェントは、OTel コレクタの他のインスタンスや、FluentdやVectorなどの代替技術を使用することができます。
ClickStack は独自の言語 SDKs とカスタム OpenTelemetry を提供し、強化されたテレメトリと機能を備えていますが、ユーザーは既存の OpenTelemetry SDKs およびエージェントをシームレスに使用することもできます。