urlCluster テーブル関数
指定したクラスタ内の複数ノードで、URL から取得したファイルを並列処理できます。イニシエーター側では、クラスタ内のすべてのノードへの接続を確立し、URL のファイルパス中のアスタリスクを展開して、各ファイルを動的に割り当てます。ワーカーノードでは、処理すべき次のタスクをイニシエーターに問い合わせ、そのタスクを処理します。これは、すべてのタスクが完了するまで繰り返されます。
構文
引数
| 引数 | 説明 |
|---|---|
cluster_name | リモートおよびローカルサーバーへのアドレスおよび接続パラメーターの集合を構成するために使用されるクラスター名。 |
URL | GET リクエストを受け付け可能な HTTP または HTTPS サーバーのアドレス。型: String。 |
format | データのフォーマット。型: String。 |
structure | 'UserID UInt64, Name String' の形式のテーブル構造。カラム名と型を決定する。型: String。 |
戻り値
指定されたフォーマットと構造を持ち、定義された URL から取得したデータを含むテーブル。
例
String 列と UInt32 型の列を含むテーブルについて、CSV 形式で応答する HTTP サーバー経由で先頭 3 行を取得します。
- 標準の Python 3 ツールを使用して基本的な HTTP サーバーを作成し、起動します。
URL のグロブ
波括弧 { } 内のパターンは、シャード集合の生成やフェイルオーバーアドレスの指定に使用されます。サポートされているパターンの型と例については、remote 関数の説明を参照してください。
パターン内の文字 | はフェイルオーバーアドレスを指定するために使用されます。これらはパターン内で列挙された順に試行されます。生成されるアドレスの数は、glob_expansion_max_elements 設定によって制限されます。