LIMIT BY 句
LIMIT n BY expressions
句を使用したクエリは、各distinctな expressions
の値に対して最初の n
行を選択します。 LIMIT BY
のキーは、任意の数の expressions を含むことができます。
ClickHouseは、以下の構文のバリエーションをサポートしています:
LIMIT [offset_value, ]n BY expressions
LIMIT n OFFSET offset_value BY expressions
クエリ処理中、ClickHouseはソートキーによって順序付けられたデータを選択します。ソートキーは、ORDER BY 句を使用して明示的に設定されるか、テーブルエンジンのプロパティとして暗黙的に設定されます(ORDER BY を使用する場合のみ行の順序が保証されます。そうでない場合、行ブロックはマルチスレッドのために順序付けされません)。その後、ClickHouseは LIMIT n BY expressions
を適用し、各distinctな expressions
の組み合わせに対して最初の n
行を返します。OFFSET
が指定されている場合、各distinctな expressions
の組み合わせに属するデータブロックについて、ClickHouseはブロックの先頭から offset_value
行をスキップし、最大で n
行を結果として返します。offset_value
がデータブロック内の行数よりも大きい場合、ClickHouseはそのブロックからゼロ行を返します。
LIMIT BY
は LIMIT とは関係ありません。両方とも同じクエリ内で使用できます。
LIMIT BY
句でカラム名の代わりにカラム番号を使用したい場合は、設定 enable_positional_arguments を有効にします。
例
サンプルテーブル:
クエリ:
SELECT * FROM limit_by ORDER BY id, val LIMIT 2 OFFSET 1 BY id
クエリは同じ結果を返します。
以下のクエリは、各 domain, device_type
のペアに対して上位5件のリファラーを、合計最大100行で返します(LIMIT n BY + LIMIT
)。