timeSeriesDerivToGrid
時間系列データをタイムスタンプと値のペアとして受け取り、指定されたタイムウィンドウ内のサンプルを考慮して、開始タイムスタンプ、終了タイムスタンプ、ステップで説明された定期的な時間グリッド上でPromQL風の導関数を計算する集約関数です。グリッド上の各ポイントに対して、deriv
を計算するためのサンプルは指定されたタイムウィンドウ内で考慮されます。
パラメータ:
start timestamp
- グリッドの開始を指定します。end timestamp
- グリッドの終了を指定します。grid step
- グリッドのステップを秒単位で指定します。staleness
- 考慮されるサンプルの最大「古さ」を秒単位で指定します。古さウィンドウは左開区間および右閉区間です。
引数:
timestamp
- サンプルのタイムスタンプvalue
-timestamp
に対応する時間系列の値
戻り値:
指定されたグリッド上のderiv
値をArray(Nullable(Float64))
として返します。戻り値の配列には、各時間グリッドポイントに対して1つの値が含まれます。特定のグリッドポイントの導関数値を計算するためのサンプルが十分でない場合、その値はNULLになります。
例:
次のクエリは、グリッド[90, 105, 120, 135, 150, 165, 180, 195, 210]上のderiv
値を計算します。
応答:
また、同じサイズの配列として複数のタイムスタンプと値のサンプルを渡すことも可能です。配列引数を用いた同じクエリ:
注記
この関数は実験的であり、allow_experimental_ts_to_grid_aggregate_function=true
を設定することで有効にできます。