gRPC インターフェース
概要
ClickHouseはgRPCインターフェースをサポートしています。これは、HTTP/2とProtocol Buffersを使用するオープンソースのリモートプロシージャコールシステムです。ClickHouseにおけるgRPCの実装は次の機能をサポートしています:
- SSL;
- 認証;
- セッション;
- 圧縮;
- 同じチャネルを通じた並列クエリ;
- クエリのキャンセル;
- 進捗とログの取得;
- 外部テーブル。
インターフェースの仕様はclickhouse_grpc.protoに記載されています。
gRPC 設定
gRPCインターフェースを使用するには、主要なサーバー設定でgrpc_port
を設定します。その他の設定オプションは以下の例を参照してください:
組み込みクライアント
提供された仕様を使用して、gRPCがサポートする任意のプログラミング言語でクライアントを作成できます。また、組み込みのPythonクライアントを使用することもできます。これはリポジトリのutils/grpc-client/clickhouse-grpc-client.pyに配置されています。組み込みクライアントはggrpcioとgrpcio-toolsのPythonモジュールを必要とします。
クライアントは以下の引数をサポートしています:
--help
– ヘルプメッセージを表示して終了します。--host HOST, -h HOST
– サーバー名。デフォルト値:localhost
。IPv4またはIPv6アドレスも使用できます。--port PORT
– 接続するポート。このポートはClickHouseサーバー設定で有効である必要があります(grpc_port
を参照)。デフォルト値:9100
。--user USER_NAME, -u USER_NAME
– ユーザー名。デフォルト値:default
。--password PASSWORD
– パスワード。デフォルト値:空文字列。--query QUERY, -q QUERY
– 非対話モードで処理するクエリ。--database DATABASE, -d DATABASE
– デフォルトのデータベース。指定されていない場合、サーバー設定で設定された現在のデータベースが使用されます(デフォルトはdefault
)。--format OUTPUT_FORMAT, -f OUTPUT_FORMAT
– 結果出力のフォーマット。対話モードのデフォルト値:PrettyCompact
。--debug
– デバッグ情報を表示することを有効にします。
対話モードでクライアントを実行するには、--query
引数なしで呼び出します。
バッチモードでは、データをstdin
を介して渡すことができます。
クライアント使用例
以下の例では、テーブルが作成され、CSVファイルからデータがロードされます。その後、テーブルの内容がクエリされます。
結果: