QuickSight
QuickSightは、公式のMySQLデータソースとDirect Queryモードを使用して、オンプレミスのClickHouseセットアップ (23.11以上) にMySQLインターフェースで接続できます。
オンプレミスのClickHouseサーバー設定
ClickHouseサーバーをMySQLインターフェースで設定する方法については、公式ドキュメント を参照してください。
サーバーの config.xml
にエントリを追加することに加えて、
MySQLインターフェースを使用するユーザーに対して、Double SHA1パスワード暗号化 を使用することが必須です。
シェルからDouble SHA1で暗号化されたランダムパスワードを生成するには:
出力は以下のようになります。
最初の行は生成されたパスワードで、2行目はClickHouseの設定に使用できるハッシュです。
以下は、生成されたハッシュを使用した mysql_user
の設定例です。
/etc/clickhouse-server/users.d/mysql_user.xml
password_double_sha1_hex
のエントリを、生成したDouble SHA1ハッシュと置き換えてください。
QuickSightは、MySQLユーザーのプロファイルにいくつかの追加設定を要求します。
/etc/clickhouse-server/users.d/mysql_user.xml
ただし、デフォルトのプロファイルではなく、MySQLユーザーが使用できる別のプロファイルに割り当てることをお勧めします。
最後に、クリックハウスサーバーを希望のIPアドレスでリッスンするように構成します。
config.xml
で、すべてのアドレスでリッスンするように以下の行のコメントアウトを外します。
mysql
バイナリが利用可能であれば、コマンドラインから接続をテストできます。
上記のサンプルユーザー名 (mysql_user
) とパスワード (LZOQYnqQN4L/T6L0
) を使用した場合、コマンドラインは以下のようになります。
QuickSightをClickHouseに接続する
最初に、 https://quicksight.aws.amazon.com にアクセスし、データセットに移動して「新しいデータセット」をクリックします。

QuickSightにバンドルされている公式のMySQLコネクタを検索します(名称はMySQL)。

接続詳細を指定します。MySQLインターフェースポートはデフォルトで9004ですが、サーバー構成によって異なる場合があります。

ClickHouseからデータを取得する方法として、2つの選択肢があります。まずは、リストからテーブルを選択できます。

あるいは、カスタムSQLを指定してデータを取得することもできます。

「データを編集/プレビュー」をクリックすると、テーブルの構造を確認したり、カスタムSQLを調整したりできます。

UIの左下隅で「Direct Query」モードが選択されていることを確認します。

これで、データセットを公開し、新しい視覚化を作成することができます!
知られている制限事項
- SPICEインポートは期待通りに動作しません。かわりにDirect Queryモードを使用してください。詳細は #58553 を参照してください。