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データベース ClickPipe の再同期

Resync は何を行いますか?

Resync では、次の処理がこの順番で行われます。

  1. 既存の ClickPipe が削除され、新しい「Resync」ClickPipe が起動されます。これにより、ソーステーブル構造への変更は Resync を実行したタイミングで取り込まれます。
  2. Resync ClickPipe は、元のテーブルと同じ名前に _resync サフィックスを付けた、新しい宛先テーブル群を作成(または置き換え)します。
  3. _resync テーブルに対して初期ロードが実行されます。
  4. その後、_resync テーブルと元のテーブルが入れ替えられます。この入れ替えの前に、ソフトデリートされた行は元のテーブルから _resync テーブルに転送されます。

元の ClickPipe のすべての設定は、Resync ClickPipe に引き継がれます。元の ClickPipe の統計情報は、UI 上ではリセットされます。

ClickPipe を Resync するユースケース

いくつかのシナリオを挙げます。

  1. 既存の ClickPipe が壊れてしまうような大きなスキーマ変更をソーステーブルに対して行う必要があり、再起動が必要になる場合があります。その場合は、変更を行ったあとに Resync をクリックするだけで済みます。
  2. 特に ClickHouse の場合、ターゲットテーブルの ORDER BY キーを変更する必要があるかもしれません。Resync を実行することで、新しいテーブルに正しいソートキーでデータを再投入できます。
  3. ClickPipe のレプリケーションスロットが無効になった場合、Resync を実行すると、新しい ClickPipe とソースデータベース上の新しいスロットが作成されます。
注記

Resync は複数回実行できますが、そのたびに並列スレッドによる初期ロードが発生するため、 Resync 実行時にはソースデータベースへの負荷を考慮してください。

Resync ClickPipe ガイド

  1. Data Sources タブで、Resync を実行したい Postgres ClickPipe をクリックします。
  2. Settings タブに移動します。
  3. Resync ボタンをクリックします。
  1. 確認用のダイアログボックスが表示されます。もう一度 Resync をクリックします。
  2. Metrics タブに移動します。
  3. 約 5 秒後(およびページをリフレッシュしたとき)、ClickPipe のステータスは Setup または Snapshot になっているはずです。
  4. Resync の初期ロードは、Tables タブの Initial Load Stats セクションで監視できます。
  5. 初期ロードが完了すると、ClickPipe は _resync テーブルと元のテーブルをアトミックに入れ替えます。入れ替え中、ステータスは Resync になります。
  6. 入れ替えが完了すると、ClickPipe は Running 状態に入り、有効化されていれば CDC を実行します。