データベース ClickPipe の再同期
Resync は何を行いますか?
Resync では、次の処理がこの順番で行われます。
- 既存の ClickPipe が削除され、新しい「Resync」ClickPipe が起動されます。これにより、ソーステーブル構造への変更は Resync を実行したタイミングで取り込まれます。
- Resync ClickPipe は、元のテーブルと同じ名前に
_resyncサフィックスを付けた、新しい宛先テーブル群を作成(または置き換え)します。 _resyncテーブルに対して初期ロードが実行されます。- その後、
_resyncテーブルと元のテーブルが入れ替えられます。この入れ替えの前に、ソフトデリートされた行は元のテーブルから_resyncテーブルに転送されます。
元の ClickPipe のすべての設定は、Resync ClickPipe に引き継がれます。元の ClickPipe の統計情報は、UI 上ではリセットされます。
ClickPipe を Resync するユースケース
いくつかのシナリオを挙げます。
- 既存の ClickPipe が壊れてしまうような大きなスキーマ変更をソーステーブルに対して行う必要があり、再起動が必要になる場合があります。その場合は、変更を行ったあとに Resync をクリックするだけで済みます。
- 特に ClickHouse の場合、ターゲットテーブルの ORDER BY キーを変更する必要があるかもしれません。Resync を実行することで、新しいテーブルに正しいソートキーでデータを再投入できます。
- ClickPipe のレプリケーションスロットが無効になった場合、Resync を実行すると、新しい ClickPipe とソースデータベース上の新しいスロットが作成されます。
注記
Resync は複数回実行できますが、そのたびに並列スレッドによる初期ロードが発生するため、 Resync 実行時にはソースデータベースへの負荷を考慮してください。
Resync ClickPipe ガイド
- Data Sources タブで、Resync を実行したい Postgres ClickPipe をクリックします。
- Settings タブに移動します。
- Resync ボタンをクリックします。

- 確認用のダイアログボックスが表示されます。もう一度 Resync をクリックします。
- Metrics タブに移動します。
- 約 5 秒後(およびページをリフレッシュしたとき)、ClickPipe のステータスは Setup または Snapshot になっているはずです。
- Resync の初期ロードは、Tables タブの Initial Load Stats セクションで監視できます。
- 初期ロードが完了すると、ClickPipe は
_resyncテーブルと元のテーブルをアトミックに入れ替えます。入れ替え中、ステータスは Resync になります。 - 入れ替えが完了すると、ClickPipe は Running 状態に入り、有効化されていれば CDC を実行します。