AzureQueue テーブルエンジン
このエンジンは、Azure Blob Storage エコシステムとの統合を提供し、ストリーミングデータのインポートを可能にします。
テーブルの作成
エンジンパラメータ
AzureQueue
のパラメータは AzureBlobStorage
テーブルエンジンがサポートするものと同じです。パラメータのセクションは こちら を参照してください。
AzureBlobStorage テーブルエンジンと同様に、ユーザーはローカル Azure Storage 開発のために Azurite エミュレーターを使用できます。詳細は こちら をご覧ください。
例
設定
サポートされている設定のセットは S3Queue
テーブルエンジンと同じですが、s3queue_
プレフィックスは含まれていません。設定の完全なリストは こちら を参照してください。
テーブルに構成されている設定のリストを取得するには、system.azure_queue_settings
テーブルを使用します。利用可能は 24.10
からです。
説明
ストリーミングインポートには SELECT
は特に役に立ちません(デバッグを除きます)。なぜなら、各ファイルは一度だけインポートできるからです。リアルタイムスレッドを作成するためには、マテリアライズドビューを使用する方が実用的です。これを行うには:
- エンジンを使用して、S3 の指定されたパスから消費するためのテーブルを作成し、それをデータストリームと見なします。
- 目的の構造を持つテーブルを作成します。
- エンジンからデータを変換し、以前に作成したテーブルに格納するマテリアライズドビューを作成します。
MATERIALIZED VIEW
がエンジンに接続すると、バックグラウンドでデータの収集を開始します。
例:
仮想カラム
_path
— ファイルへのパス。_file
— ファイルの名前。
仮想カラムに関する詳細は こちら を参照してください。
インストロペクション
テーブル設定 enable_logging_to_s3queue_log=1
を使用してテーブルのロギングを有効にします。
インストロペクション機能は S3Queue テーブルエンジン と同様ですが、いくつかの特有の違いがあります:
- サーバーバージョンが >= 25.1 の場合、キューのメモリ内状態には
system.azure_queue
を使用します。古いバージョンではsystem.s3queue
を使用します(それにはazure
テーブルの情報も含まれます)。 - ClickHouse のメイン構成で
system.azure_queue_log
を有効にします。例:
この永続テーブルは system.s3queue
と同じ情報を持っていますが、処理済みおよび失敗したファイルに関するものです。
テーブルの構造は次のとおりです:
例: