概要
概要
BYOC(Bring Your Own Cloud)は、お客様自身のクラウドインフラストラクチャ上に ClickHouse Cloud をデプロイできるオプションです。ClickHouse Cloud のマネージドサービスを利用できない特定の要件や制約がある場合に有用です。
ご利用を希望される場合は、こちらからお問い合わせください。 追加情報については、利用規約をご参照ください。
現時点で、BYOC がサポートされているのは AWS のみです。GCP および Azure については、こちらからウェイティングリストにご登録いただけます。
注記
BYOC は特に大規模なデプロイメント向けに設計されており、ご利用にあたってはコミットメント契約の締結が必要です。
用語集
- ClickHouse VPC: ClickHouse Cloud が所有する VPC。
- Customer BYOC VPC: 顧客のクラウドアカウントが所有し、ClickHouse Cloud によってプロビジョニングおよび管理される、ClickHouse Cloud の BYOC デプロイメント専用の VPC。
- Customer VPC: Customer BYOC VPC に接続する必要があるアプリケーションのために、顧客のクラウドアカウントが所有するその他の VPC。
機能
サポートされている機能
- SharedMergeTree: ClickHouse Cloud と BYOC は同じバイナリと設定を使用します。そのため、SharedMergeTree をはじめとする ClickHouse コアのすべての機能が BYOC でもサポートされます。
- サービス状態管理のためのコンソールアクセス:
- 開始、停止、終了などの操作をサポート。
- サービスとそのステータスを表示。
- バックアップとリストア。
- 手動による垂直および水平スケーリング。
- アイドリング機能。
- Warehouse: Compute-Compute 分離
- Tailscale を用いたゼロトラストネットワーク。
- 監視:
- Cloud コンソールには、サービスの健全性を監視するための組み込みヘルスダッシュボードが用意されています。
- Prometheus、Grafana、Datadog を用いた集中監視のための Prometheus スクレイピング。セットアップ手順については Prometheus ドキュメント を参照してください。
- VPC ピアリング。
- インテグレーション: 完全な一覧はこのページを参照してください。
- セキュアな S3。
- AWS PrivateLink。
計画中の機能(現在は未サポート)
- AWS KMS、別名 CMEK(customer-managed encryption keys)
- 取り込み用の ClickPipes
- オートスケーリング
- MySQL インターフェース